15週間の散歩で1本の飲み物が買える
コカ・コーラ社の「CokeOnアプリ」は、1日5000歩設定で1週間に35000歩を歩くことで1ポイント、これが15ポイント貯まると、CokeOnアプリ対応の自動販売機で好きな飲み物と交換できます。歩数だけなら最速で15週間で1本の飲み物と交換できる計算です。週替わりの反射神経ゲームや自販機の利用でもポイントがたまるので、8週くらいで1本の飲み物と交換できるはずです。歩く習慣と飲み物を飲むことで身体的なウェルビーイングが実現できます。ポイント集めだけでも楽しめるアプリです。個人で利用するほか、部署単位や会社単位でグループでも使うことができます。
飲み物のサブスクリプションもある
CokeOnアプリにはもっとおトクなサービスがあります。実はサブスクリプションにも対応しています。最近自販機のペットボトルの価格が170円くらいになっているので、よく利用するという方はサブスクを検討してもよいでしょう。
| 契約期間 | サブスク名 | 交換できる本数 | 契約金額 | 1本あたりの金額 |
| 1か月 | おトクプランMAX | 31本(1日2本迄) | 3300円 | 110円 |
| 1か月 | おトクプラン20 | 20本(1日1本迄) | 2320円 | 116円 |
| 買い切り | 7枚回数券 | 7本(月末迄) | 1020円 | 146円 |
| 買い切り | 5枚回数券 | 5本(月末迄) | 740円 | 146円 |
| 買い切り | 4枚回数券 | 4本(月末迄) | 600円 | 150円 |
| 買い切り | 3枚回数券 | 3本(月末迄) | 450円 | 150円 |
自販機でウェルビーイング
自分の好きなタイミングで好きな飲み物を選ぶといった行動は「daily uplifts(小さな楽しみ)」といえます。daily upliftsは、Lazarus & Folkman(1984年)のストレスとコーピング理論の中核的な概念の一つです。日常のポジティブな出来事が心理的ウェルビーイングを保つうえで重要な役割を果たすのです。
ストレスの二つの側面
Lazarus & Folkman は、人が経験するストレスのプロセスを「認知評価(cognitive appraisal)」と「コーピング(coping)」に分けて捉えました。
- Daily hassles(些細な日々のストレス):
遅刻、渋滞、上司とのトラブルなど、頻繁に起きる小さなストレス源。 - Daily uplifts(些細な日々の楽しみ):
良い天気、笑顔でのあいさつ、コーヒーを飲む、誰かとの良い会話など、気分を高める小さな出来事。
Daily uplifts は、累積的ストレスの影響を緩和する「バッファー(緩衝材)」として機能します。
Daily hassles(ネガティブ)に直面した日でも、Daily uplifts(ポジティブ)があれば、気分の回復や情動調整が促されるといわれています。つまり、uplifts は直接的に「幸福度を上げる」のではなく、ストレスに耐える力(resilience)や回復力(recovery)を支える役割を持ちます。
自販機とDaily Uplift
たとえば、「仕事が一段落して買う午後の缶コーヒー」「寒い日に買うホットドリンク」「新製品を試すワクワク感」などは、日常の中のupliftになりうるものです。
それが本人にとって「気分がよくなる」「落ち着く」「ホッとする」ものであれば、そのひとときの行動であっても、それ自体が小さな精神的なウェルビーイングを生んでいると解釈できます。
参考文献
Lazarus, R. S., & Folkman, S. (1984). Stress, Appraisal, and Coping. Springer.
https://amzn.to/4m0UVpp
Kanner, A. D., Coyne, J. C., Schaefer, C., & Lazarus, R. S. (1981). Comparison of two modes of stress measurement: Daily hassles and uplifts versus major life events. Journal of Behavioral Medicine, 4(1), 1–39.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7288876/



